第6回 Meraki MXシリーズの魅力 (後編)

掲載日 2017/06/20

こんにちは。
Meraki担当のDSASです。

前回に続き、Meraki MXシリーズ(セキュリティアプライアンス)の魅力について
書いていきたいと思います。

今回ご紹介するのはMXシリーズの優れた冗長機能についてです。
まずはWAN側ポートの冗長化機能(冗長アップリンク)です。
MXシリーズは全てのモデルで2ポート以上のWANポートを搭載しています。
(MX64は4番目のLANポートをセカンダリのWANポートに変更することができます。)
各WANポートでは別々の回線を収容することが可能です。

2回線を収容した場合には、複数のWANポートを常に有効にして同時に利用(ロードバランス)することも、
優先順位をつけて障害時に切り替えを行うアクティブ/スタンバイで利用することも可能です。

図1.WANポートの冗長化

続いて筐体の冗長化ですが、
こちらはWarm SpareというActive/Standby方式の冗長化のみサポートされます。
(Active/Activeではご利用頂けません)
この機能では、2台目のMXを同じネットワークに追加すると自動的にVRRPと呼ばれる
ゲートウェイ冗長化プロトコルを利用してLAN側のIPアドレスを共有します。

これらの冗長機能はVPN接続の冗長化にもご利用頂けます。

ただしMXシリーズでは、購入時にご注意頂けなければならない点が2つございます。
1つが、日本では3G/4Gでのインターネット接続がサポートされていない点。
もう1つが、MXはMerakiにしては珍しく2種類のクラウドライセンスが用意されているのですが、
全ての拠点で同じクラウドライセンスを利用しなくてはならない点です。

図2.MXの2種類のライセンス


アドバンスドセキュリティはエンタープライズライセンスの機能も含みますので高価なライセンスとなります。
例えば本社のみアドバンスドセキュリティライセンスで拠点はエンタープライズライセンスという構成はサポートされません。
どこか1拠点でもアドバンスドセキュリティライセンスを利用する場合は、
全拠点でアドバンスドセキュリティライセンスが必要です。ご注意ください。

ちなみに、WarmSpareのActive/Standbyの方式を利用している場合、
Standby側にライセンスは必要ありません。



掲載日:2017/06/20 更新日:2019/09/03 16:48  管理ID:165848