第18回 MRシリーズアクセスポイントのクリックスルーについて

掲載日 2017/09/19

こんにちは。
Meraki担当のDSASです。

今日は、前回に引き続きMRシリーズの認証機能についてです。
前回はオープンや事前共有キーといった接続条件と、
追加で設定可能なSlashページの機能をいくつか簡単に紹介しました。
このSlashページの機能をもう少し詳しく紹介します。

まずは「クリックスルー」です。
管理者はこのスプラッシュページを使用して、許容される使用ポリシーまたはネットワークアナウンスメント(ex.利用規約)を表示できます。
クライアントは、スプラッシュページの[インターネットへ接続する]ボタンをクリックした後にのみ、ネットワークアクセスを許可することが可能です。

クリックスルースプラッシュページを有効にすると、クライアントのWebブラウザに下図のようなHTMLページがワイヤレスクライアントに表示されます。

図1.クリックスルーページのサンプル

機能としてはシンプルなのですが、いくつかの設定オプションがございます。

まずこのHTMLページは、Merakiクラウド内のHTMLサーバとMerakiクラウド以外の外部サーバを利用することが可能です。Merakiクラウド以外の外部webサーバの利用は上級ユーザ向けです.GETパラメータを解析して、認可またはログインURLを作成する必要があります。HTMLだけの知識は十分ではありませんのでご注意ください。
逆にMerakiクラウドのHTMLサーバの場合は、スクリプトの知識がなくても容易に構築が可能です。日本語にも対応していますし、日本語化されたデフォルトのページを利用することも、クラウド内でページをカスタマイズすることも可能です。
またページに表示するロゴや、ユーザがクリック後にアクセスするページを指定することも可能です。

図2.Splashページの様々なオプション設定

またMerakiクラウド内のHTMLページを利用している場合、何かしらの理由でMerakiがクラウドに到達できない場合、スプラッシュページを表示できなくなります。
この場合、管理者はスプラッシュページを表示せずに新しいワイヤレスクライアントを接続するかどうかを指定することが可能です。

細かいところまで良く考えられているのがお分かり頂けたかと思います。
実際、Splashページを利用している方の大半はMerakiクラウド内のHTMLサーバをご利用頂いているらしいです。

最後に、ご注意いただきたい点を紹介します。
クリックスルースプラッシュページにはクライアント側の設定は必要ありませんが、
当然クライアントがスプラッシュページのHTMLを表示できる必要があります。
つまりブラウザを搭載していない無線クライアントやゲーム機、バーコードスキャナーなどが存在する場合は、クリックスルー スプラッシュページを利用してはいけません。

以上です。



掲載日:2017/09/19 更新日:2019/09/03 16:13  管理ID:169960