第38回 MSシリーズのリプレイス(switch cloning)について

掲載日 2018/02/14

こんにちは。
Meraki担当のDSASです。

今日はMSシリーズのswitch cloning機能を利用したリプレイスの方法についてご紹介いたします。

Merakiのコンフィグレーションファイルのエクスポートはサポートされていませんが、設定自体は99.99%の稼働率を誇るMerakiのクラウドで管理されております。
新しい機器を追加した場合や機器を交換した際は、このMerakiクラウドにあるコンフィグレーションを利用して効率的に設定することが可能です。

今回はMSシリーズの交換や追加に利用できるswitch cloning機能について紹介します。
このswitch cloningを利用すると、およびいくつかのスイッチレベルとポートレベルの設定をソーススイッチからコピーする事が可能です。
※MRアクセスポイントのSSIDやセキュリティなどの無線設定は、ダッシュボードで一括管理されているので、新しいMRアクセスポイントがダッシュボードに接続した際に自動的にダッシュボードの設定が適応されます。(クローニングはできません)

コピー対象の設定は具体的には以下です。
〇スイッチレベルの設定
・STPブリッジプライオリティ (Configure> Switch設定)
・ポートミラーリング(設定>スイッチ設定)
・ポートレベルの設定

〇ポートレベルの設定
・ポート名
・ポートタグ
・インターフェイスの状態
・スパニングツリー
・STPガード/ BPDUガード
・PoE
・リンク
・ポートスケジュール(アクセスのみ)
・インタフェースタイプ
・アクセスポリシー(アクセスのみ)
・MACホワイトリスト(アクセスのみ)
・ホワイトリストに登録されたMAC(アクセスのみ)
・スティッキーMACホワイトリスト(アクセスのみ)
・ホワイトリストのサイズ制限(アクセスのみ)
・VLAN(トランクのみ)
・音声VLAN(アクセス専用)
・許可されたVLAN(トランクのみ)

またスタックされた複数スイッチの1台が故障した場合にも
このクローニングを利用することで簡単に交換することが可能です。

例えばMS225-24-Aという名前のスイッチが壊れた場合、以下の手順で新しいスイッチに入れ替えます。(MS225-24-Aのクローンを作成します。)

①ダッシュボードに新しいスイッチを追加し、選択後に編集ボタンをクリックします。


図1.クローン先(新しいスイッチ)の選択

②cloneを選択後、MS225024-Aを指定し、クローンボタンをクリックします。

図2.クローン元(壊れたスイッチ)の選択



掲載日:2018/02/14 更新日:2019/09/03 16:28  管理ID:177849