[Software]
ユーザビリティを犠牲にしないデータ暗号化
「FinalCode V5.4」デジタルアーツ

価格(税込):2,160円/月額(Business Edition1ライセンス) http://www.daj.jp/

Technology
Usability
Cost-performance

 企業間でやりとりするデータの中には、機密情報なども多く含まれる。そのため必要になるのがファイルを暗号化する製品だ。デジタルアーツは、企業・官公庁向けファイル暗号化・追跡ソリューション「FinalCode」を提供している。4月26日からリリースしたVer.5.4からは、暗号化ファイルを受け取った社外ユーザーが、クライアントソフトをインストールする必要なく、暗号化ファイルを閲覧出来る新機能を搭載した。

 新機能の名称は「ブラウザービュー」。名称の通り、Webブラウザーを利用して暗号化したファイルを閲覧できる機能だ。

 具体的な利用方法は以下の通り。FinalCodeを起動したトップページか、デスクトップ上のFinalCodeのアイコンに暗号化したいファイルをドラッグ&ドロップすると、「ファイルにセキュリティを設定」「ブラウザービューファイルを作成」の二つのメニューが上部に表示されるため、ブラウザービューファイルを作成を選択する。

 初めて暗号化ファイルを作成する場合、カスタムによる権限セット設定が必要となる。具体的には、閲覧者の設定や閲覧期限・回数の設定、操作権限の設定などを細かく設定して、暗号化ファイルを作成する。オプションで「ブラウザービュー個人テンプレートとして保存」にチェックを入れておけば、次から逐一設定しなくてもすむためオススメだ。

FinalCode V5.4

ファイル受信者に負担をかけないユーザビリティ

 ブラウザービューファイルは、暗号化した元ファイルが保存されていた場所にhtmlファイルとして保存される。本ファイルをメールに添付して、閲覧者設定をした相手に送ればよい。ファイルを受信した相手は、ファイルをクリックすると自身のメールアドレス、ワンタイムパスワードをWebブラウザー上で入力するだけで、暗号化されたファイルを閲覧できるようになる。

 セキュリティによる安全性と利便性はトレードオフになりがちだが、本製品のようにファイルを受け取る側に負担をかけず、なおかつアフィルの編集や保存などに制限をかけられるソリューションであれば、安全性と利便性を両立できるだろう。

(松尾 澪)

FinalCode V5.4

▲ブラウザービューファイルをChromeブラウザーで開いた様子。操作制限もかけられるため、セキュリティ性も担保できる。

(PC-Webzine2018年6月号掲載記事)

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