VersaInsight

【第1回】Versa Networksのご紹介

こんにちは。
ダイワボウ情報システム ネットワークセキュリティ担当の今村です。

本コラムでは、これからVersa Networks製品の導入を検討されている方や、お取り扱いを始めたばかりの方に向けて、役立つ情報をわかりやすくご紹介していきます。

第1回目となる今回は、企業ネットワークの課題と、それらの課題を解決するためのソリューションとしてVersa Networksをご紹介いたします。ぜひ最後までご覧ください。

従来の企業ネットワークの課題

従来の企業ネットワークでは、データセンターなどの大規模拠点にUTMやファイアウォール、VPN装置などの機器を集中的に配置し、障害時に備えて冗長構成を組むというのが一般的でした。しかしこの方法では、すべてのインターネットアクセスが社内に集中するため、通信の遅延が発生しやすくなります。さらに、社外での業務やHTTPS通信においては、UTM(統合脅威管理)による保護が困難となり、ユーザーが脅威にさらされるリスクも高まります。加えて、近年ではランサムウェアや標的型攻撃などの巧妙化する攻撃への対応が求められており、セキュリティ製品を継続的にアップデートすることは、費用面・運用面で企業にとって大きな負担となっています。
このように様々な課題を抱える企業ネットワークは現在、大きな転換期を迎えています。

SASEの導入

そこで、これらの課題を解決するものとして「SASE(サッシー)」と呼ばれるソリューションが登場しました。
SASEはSecure Access Service Edgeの頭文字を取ったもので、WAN回線を効率的に利用する「SD-WAN」という機能と、ユーザーがどこにいても高度なセキュリティを実現する「SSE」という機能を統合した概念またはクラウドサービスを表す言葉です。

SASE導入済みのネットワーク

SASEを導入することで、企業ネットワークは図のように変わります。
まずSSEによって、従来通信を集めていたデータセンターなどの大規模拠点がクラウドに置き換わります。それにより、社外からの通信も社内からの通信と同じようにクラウドを通るので、どこにいても同じセキュリティレベルを保つことができます。さらに、常に最新のセキュリティがクラウドから提供されるので、管理者自身でアップデートし続ける必要がなく、高度なセキュリティを実現することができます。
また、SD-WANによって、複数回線を束ねる設定や、セキュリティを通す必要がない通信は直接インターネットに接続するインターネットブレイクアウトの設定などをクラウド上で行うことができ、通信の遅延が解消されます。
したがって、SSEとSD-WANを融合したSASEを導入することで、企業ネットワークの管理や運用を大幅に簡素化するといった効果が期待されます。

Versa Networksについて

そこで今回は、SASEソリューションを提供するベンダーとしてVersa Networksをご紹介します。

Versa Networksは、世界に先駆けてSD-WANやSASEの導入を進めているアメリカのベンダーで、SASEの概念が登場する以前から、SSEとSD-WANを統合したソリューションの開発を行ってきました。2022年にはアメリカのIT分野の調査会社であるガートナー社が出したレポートでSASE市場のリーダーとして選出されています。Versa Networksは、AdobeやSAMSUNGなどのグローバル企業にも採用されており、世界中で高い信頼を得ているベンダーの一つとなっています。

Versa Networksの強み

Versa Networksの強みは、ルータとSD-WAN、さらにSSEまでを、統一されたUIで一元管理できることです。SASEの概念が登場する以前からソリューション開発に取り組んできたため、他社とは一線を画しています。Versa NetworksのUIは、管理者にとって操作性が高く、設定作業の負担が軽減されるというメリットがあります。

さらに、「Director」と呼ばれるダッシュボードにSD-WANやSSEの情報が集約されているため、可視化や情報収集も効率的に行えることも大きな強みです。

まとめ

今回は、従来の企業ネットワークの課題を解決するSASE、そしてSASEを実現するVersa Networksについてご紹介いたしました。現代の多様な働き方に対応し、柔軟かつ高度なセキュリティと利便性を提供するSASEは、効率的で安全な企業ネットワークを構築することができます。

今後のブログではVersa Networksについて、より具体的な情報を適宜ご紹介していきます。
最後までご覧いただきありがとうございました。