Horizon Cloudのご紹介

Horizon Cloud試算ツールを使ってみよう! - Horizon Cloud on Microsoft Azure -

皆様こんにちは!
VMware担当の戸部です。

最近寒くなってきましたね……。風邪で身体を壊さないよう、寒さ対策をしっかり行っていきましょう!

閑話休題、最近QA窓口にてHorizon Cloudのお問い合わせが増えています。
今まではVMware社にて提供されるクラウド環境を使ってHorizonサービスを提供する、Horizon Cloud with Hosted Infrastructureのみの提供でしたが、最近Horizon Cloud on Microsoft Azureが加わったことで導入のハードルが低くなったのか、Horizon Cloudのご購入を検討するお客様が増えてきたのかと考えてます。

では実際にAzureの方の使用を検討、または提案してみようとなった時、なんとなくの費用感は知りたいですよね。
実は、、、VMwareにはHorizon Cloudの試算ツールがあるんです!
しかもこのツール、意外と簡単に使えます!
ということで、本コラムのテーマは「Horizon Cloud試算ツールを使ってみよう! - Horizon Cloud on Microsoft Azure -」です!!


早速ツールを使ってライセンス費用を出してみよう!
まず最初に、、、、
Horizon Cloud on Microsoft Azureの場合、キャパシティの部分はAzure側での課金となるので、VMware側で購入するのはユーザーライセンスのみとなります。
基本メニュー(購入必須)

今回は下記の想定でライセンスを見積もってみようと思います!

<見積内容>

  • Horizon Cloud on Microsoft Azureで使用
  • 仮想デスクトップ 同時接続数 100ユーザー (VDI:100)
  • 1年間の前払い
☆Horizon Cloud 試算ツールはこれ!

  • こちら英語サイトのみとなりますので、日本サイトに接続してしまう場合はロケーションをUnited Statesに変更して下さい。
  • 使用するブラウザはChromeやFire Foxを推奨します。

開いてみると2つ計算ツールがあるのですが、今回は赤枠の方を使います。

Choose Your Desired Service

赤枠のツールをクリックすると直下にこのような計算ツールが表示されます。
いくつか入力項目がありますが、on Azureでは枠内の「Choose User Subscription Options」の部分のみを使用します。

  • 「Choose Horizon Cloud Desktops and Hosted Apps Servers」から下は、Hosted Infrastructureの場合に使用する項目です。
Choose User Subscription Options

(1) CURRENCYとLOCATIONの設定

通貨と地域のデフォルト設定がアメリカなので、日本仕様に変更しましょう。

  • CURRENCY:「USD」→「JPY」
  • LOCATION:「US Data Center」→「JP Data Center」

(変更前)

(変更後)

  • もしアカデミックライセンスで見積もりたい場合は、LOCATIONの下の「Academic Institution」にチェックを入れてください。

(2)SUBSCLIPTION TERMSの選択

契約期間と支払方法を選択します。

契約期間は1Month(1か月)、12Month(1年間)、24Month(2年間)、36Month(3年間)、48Month(4年間)、60Month(5年間)のいずれかを選択します。

  • 48Month(4年間)、60Month(5年間)は一括支払いのみ選択可能です

支払方法はMonthly(月額支払い)、Prepaid(一括支払い)のいずれかを選択して下さい。

今回「1年間の前払い」という設定にしてますので、ここの項目は「12Month」、「Prepaid」にします。

(3)User License TypeとNumber of Usersの選択

User License Typeでは、Named(指名ユーザーライセンス)とConcurrent(同時接続ユーザーライセンス)のいずれかを選びましょう。

  • Named(指名ユーザーライセンス)・・・ユーザーアカウント数に応じて購入
  • Concurrent(同時接続ユーザーライセンス)・・・ユーザーアカウント数に関わらず、同時に何ユーザーが接続するかの最大数で購入
  • この二つの混在は不可です!

Number of Usersではユーザー数の内訳をそれぞれ入力します。
VDIとRDSHのどちらも使用したい場合は「Choose Number of Desktop Users」、RDSHのみを使用する場合は「Choose Number of Apps Users」に数字を入力してください。
今回は同時接続数 VDI:100ユーザーという設定なので、下の図のように入力します。

※注意
Horizon Cloud on Microsoft Azureの最低利用数は50ユーザーからです!
そのため、計算ツールも50未満の数字で入力すると自動的に50に修正されるようになってます!
また50ユーザーを超える際、10ユーザー単位での購入になるので、1の位に数字が入ってると自動的に繰り上がります。
例)51と入力→自動的に60に変更。 125と入力→自動的に130に変更。

(4)見積もり完成!

ここまで入力したら、右側にある「Your Estimated Total」に見積もり合計が表示されます。
お疲れ様でした!さっそく結果をエクスポートしちゃいましょう!

PDFとCSVで記載されていることは同じなので、どちらかお好きな方を選んでください。私はPDFの方が見た目が好きなので、今回はPDFでエクスポートします。

せっかくなのでこのリストの説明を、、、、
Subscription Optionsには、先ほどの計算ツールに入れた情報がそのまま記載されてます。

その下に書いてあるのは、入力したSubscription Optionsから導き出されたライセンスとなります。
Core「HAH-CRCUB-12PT0-C1S」は最低購入数の50ユーザー分が1式になったライセンスです。
Horizon CloudのユーザーライセンスはこのCore ライセンスの購入が必須なので、この型番は絶対に見積もられます。
またCoreライセンスの50ユーザーを超えた分は全てAdd-onライセンスで追加するので、Coreライセンスを2個も3個も買うことはありません。

Add-on「HAH-ADCUB-12PT0-C1S」は10ユーザー単位の追加数量ライセンスとなります。
今回5QTYとあるので、10ユーザー×5QTY=50ユーザー分です。

ここまででお見積もりは終了です!
ただ、念を押しておくとこちらはあくまでもHorizon Cloudライセンスのお見積もりなので、キャパシティ部分のお見積もりも別に出す必要があります。
ちなみに、、、Azure料金計算ツールで概算を出したら、1年間で約2,000,000円でした。
VMwareのライセンス費用とAzureの仮想マシンの合計が年額の利用料金になります!

  • Azure料金計算ツールで使用した仮想マシンのスペックは「Standard D2v2(1CPU 3.5Gmem.)」です
  • 実際の利用にはこの他にActive Directory やファイルサーバーなどが必要です。

いかがでしたか?
試算ツールを使用すればライセンスの概算が簡単に出せちゃうので、是非とも活用してみてください!
このコラムが皆さんの助けになれば幸いです!

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