沖電気工業株式会社

生産現場のポカミスをゼロに!
プロジェクターとカメラで作業を支援
「プロジェクションアッセンブリーシステム」


OKI プロジェクションアッセンブリーシステム
ポカミス「ゼロ化」を支援! OKI プロジェクションアッセンブリーシステム

生産現場の課題の一つが、不注意などで引き起こされるミスを指す“ポカミス”です。作業現場を整頓したり、作業員への注意を徹底したりしても、ヒューマンエラーをなくすことは難しいでしょう。改善のために新人教育を強化したくても、研修に時間を割けないケースもあります。そこで活用したいのが、OKIの組み立てライン連携IoTソリューション「プロジェクションアッセンブリーシステム」です。プロジェクターでの映像投映とカメラを利用した画像センシングで、正確な作業が行えるようサポートします。

生産現場の大きな課題であるポカミス

生産現場の組み立て作業やピッキング作業などで課題になるのが、ポカミスです。作業環境が原因であれば、作業現場の整頓を行うことで解消につながります。しかし作業者の不注意や勘違いといったヒューマンエラーが原因の場合は、マニュアルの修正や作業員に対しての注意を行ったとしても、再発する恐れがあります。

また、新人作業員や外国人作業員への研修も課題になっています。研修期間中は十分に作業が行えないため、業務が滞ってしまいます。研修を行ったとしても、熟練作業員の技術を伝えきることは難しく、ノウハウを継承しきれない可能性があります。

これらの課題を解決できるのが、作業の見える化を実現する、OKIの組み立てライン連携IoTソリューション「プロジェクションアッセンブリーシステム」です。

正確な作業を行うための機能が充実

正確な作業を行うための機能が充実

プロジェクションアッセンブリーシステムは、作業台にプロジェクターで作業ナビゲーションを投映したり、USBカメラによって作業履歴をデジタル化したりすることが可能なシステムです。OKIからはソフトウェアのライセンスを提供し、プロジェクターやUSBカメラ、PC、モニターなどは顧客側で用意します。

プロジェクターを使って、作業台に作業手順の動画や注意事項のテキストを投映できます。作業棚には、次の作業で使う部品の位置に緑矢印の投映が可能です。USBカメラで作業員の動きを認識するため、もし作業員が矢印が投映されていない場所の部品を取った場合、赤色の投映を行ってエラーを示せます。また、USBカメラで作業員の手の動きをセンシングし、作業の正誤判定を行うこともできます。

組み立て作業の際は、所定の位置に組み立て品を置くことで、組み立て品にねじを留める位置や順番を投映できます。組み立て後の製品をUSBカメラに映して、見本品との適合率を計算することも可能です。

動画撮影も行えるため、作業実績のデータ化も実現します。作業の様子を映像として残すことで、問題発生箇所を可視化できます。作業員の精度向上や、作業工程/製品設計の見直しにつながります。作業の見える化とデータ化により、品質改善や現場のQuality,Cost,Delivery(QCD)アップに役立てることが可能です。

プロジェクターによる作業指示と、USBカメラによるセンシング技術で正しい作業工程のナビゲートを行い、さまざまな現場のポカミスをゼロにします。

プロジェクションアッセンブリーシステムは、弁当などの食品製造・加工業務や製造部品の取り出し・組み立て作業といった、多品種少量生産の現場で活用できます。ほかにも計測・分析・検査業務や、出荷パッケージング業務など、人の手による作業を行う業務であればアイデア次第で幅広い現場で活用できます。

また、新人教育や外国人の作業員に対しての研修にも利用できます。作業台に作業手順の動画を投映できるだけでなく、作業台横のモニターに作業手順書を映しておくことも可能なので、実務をしながら作業員への教育が行えます。手順を間違えた場合も、赤色の投映で分かりやすくエラーを示せるため、大きなミスになる前に間違いの指摘が行えます。

熟練作業員の作業風景をUSBカメラで撮影しておけば、その映像も研修に生かすことができます。今までは本人がいなければ伝えられなかった業務のノウハウを、映像によって継承していけるようになります。

プロジェクションアッセンブリーシステムの活用で、トレーニング工数の大幅な削減が可能です。従来は約2週間かかっていた研修を、約2日で完了できます。

低コスト・短期間で手間なく導入

プロジェクションアッセンブリーシステムの魅力の一つに、既存機器や汎用機器が利用できる点があります。推奨スペックなどに該当していれば、プロジェクターをはじめとした機器はすでに顧客側で使用しているものを活用できるので、導入コストの低減につながります。

プロジェクションアッセンブリーシステムはソフトウェアで制御が可能なので、簡単に設定が行えます。顧客側での設定変更も可能なため、作業棚への投映位置や動作認識などを、顧客の生産環境に合わせて手間なく調整できます。低コストかつ短期間で、生産進捗の監視から改善までのトータルシステムを導入可能です。

さまざまな業務で活用できるプロジェクションアッセンブリーシステムは、スモールスタートも可能です。導入支援メニューを用意しているため、幅広い現場に対して導入が行えます。

ポカミスの防止と品質改善を強力にサポートするプロジェクションアッセンブリーシステムは、生産現場のQCD向上に貢献します。多様な業務で活躍し、さまざまな生産現場の正確な作業の実施に役立つでしょう。

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