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建設ラッシュで高まる国内CAD図面印刷需要に
匠の技を生かした広幅LED複合機・プリンターで応える

東京オリンピック・パラリンピックを控えていることもあり、国内や都市近郊の建設市場は現在、活況を呈しています。それに伴って、建設業や製造業などにおけるCAD図面の作成機会が増えていることは想像に難くありません。その需要に応える製品として提案していきたいのが、四半世紀にわたって大判プリンターを提供してきた専門メーカー OKIデータの広幅LED複合機・プリンター「Teriostar(テリオスター) LP-1150/1050/2060シリーズ」です。老舗メーカーの匠の技が注ぎ込まれた同シリーズが、CAD図面印刷に対するさまざまな期待に応えます。


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「Teriostar(テリオスター) LP-1150/1050/2060シリーズ」

ビジネスを止めない運用性

 東京オリンピック・パラリンピックに向けた建設ラッシュや渋谷などの再開発事業、さらにはインバウンド(訪日外国人)対応のためのホテル建設など、国内や都市近郊の建設市場が大いに盛り上がっています。そのため、建設に関連したIT提案にも追い風が吹いていると言えるでしょう。

 建設業ではCADソフトを利用した設計作業が主となっていて、CADで作成した図面を大判プリンターで印刷して確認作業を行う機会が増加していると考えられます。そのため、CAD図面を印刷したり、チェック項目を書き込んだ図面をスキャンしたりできる大判複合機・プリンターの需要も伸びていることが予測されます。

 このような背景下で積極的に提案していきたいのが、OKIデータが提供する広幅LED複合機・プリンター「Teriostar LP-1150/1050/2060シリーズ」です。同社は大判プリンターの専門メーカーとして30年以上にわたって製品を提供してきました。同社の大判プリンターはすでに国内外の製造・建設業、官公庁に導入されている実績があり、そうした実績と長年積み重ねてきたノウハウが匠の技となってTeriostar LP-1150/1050/2060シリーズに注ぎ込まれているのです。

 まず、同シリーズの大きな特長として挙げられるのが運用性です。そもそも、ビジネスで採用する製品に最も求められるのは、ビジネスを止めない運用性であり、それを実現する製品こそが最大の成果を生み出します。しかし、製品は物であるが故に、故障をなくすことはできません。部品なども定期的に交換する必要があります。そこで、Teriostar LP-1150/1050/2060シリーズは、そうした運用における避けられないダウンタイムを大幅に削減できる仕組みを採用しました。それが、世界初となる「プロセスカートリッジ機構」です。

 プロセスカートリッジ機構とは、感光ドラムなどの定期交換性部品をカートリッジ化してユーザー自身で交換できるようにした仕組みです。例えば、汚れやかすれなど印字でトラブルが発生した際に、保守員に連絡して修理対応をしてもらわなければならない場合、ダウンタイムが多くなり、夜間や休日などでは修理対応がそもそも困難なケースも少なくありません。しかし、プロセスカートリッジ機構を採用したTeriostar LP-1150/1050/2060シリーズならば、ユーザー自身でプロセスカートリッジを交換して印字トラブルから復旧できるのです。納期を急ぐ大判図面の印刷なども安心して行えるでしょう。

あらゆるCAD図面印刷需要に応えるラインアップ

Teriostar LP-1150/1050/2060シリーズのそれぞれのモデルは以下のようになります。

LP-1150シリーズ
A1対応で6枚/分(A1タテ)の印刷が可能。2本ロール給紙対応で、ロール紙のセットやトナー補給、パネル操作などをプリンター前面から行えるフル・フロントオペレーションを採用。
LP-1050シリーズ
A0対応で3.8枚/分(A0タテ)の印刷が可能。3本ロール給紙対応で、A0からA4までの図面をロール紙の入れ替えなしで無駄なく印刷できます。フル・フロントオペレーションを採用。
LP-2060シリーズ
A0対応で5.0枚/分(A0タテ)の高速印刷が可能。4本ロール給紙対応で、さまざまなサイズの図面の高速・大量印刷を求めるニーズに対応可能。オプションのオンライン紙折り機を装着すれば、手作業で行っていた図面を定型形に折る作業を自動で行えます。

 各モデルとも図面のコピー、スキャン、印刷機能を1台に集約したオールインワン複合機と、図面印刷機能に絞ったプリンター機の2機種が用意されています。また、いずれのモデルも大判複合機・プリンターでありながらコンパクトボディを実現しているので、オフィスや作業場など限られたスペースを有効活用できるのです。

 さらに、CADから受信したデータを印刷と同時にPDFやTIFF形式で保存できる「Print Data Converter」機能も搭載しています。CADデータをPDFやTIFFファイルに変換する際に発生する誤差や、印刷したCAD図面をスキャンする際に生じる図面の傾きなどの問題を解決できる機能です。

合わせて、印刷されたCAD図面のコピーやスキャン時に原稿の地肌濃度を自動検出して最適な濃度をプリンターが判定してくれる「地肌濃度自動検知機能」も採用しています。これによって図面の電子化作業を効率化させられます。

 セキュリティにも配慮されており、PINコードやログイン名、パスワードによる認証、ICカードによる認証(別途オプションが必要)などが可能です。また、印刷、コピー、スキャンの操作をユーザーごとに権限設定できます。Windowsのドメインコントローラーと連携した個人認証も行えます。

CAD図面印刷もしくは電子化用途で採用

 安心して運用でき、多彩な機能を搭載しているTeriostar LP-1150/1050/2060シリーズは、2016年10月の発売から着々と導入実績を積み上げています。実際の用途としては大きく二つ挙げられます。

CAD図面の
大判印刷機として利用

・図面誤記や更新箇所のチェック、
 生産物のチェック
・生産図面の上長承認、発行

CAD図面のコピー、
電子化運用として利用

・旧図(CAD化されていない図面)の電子化
・図面管理システム登録用の電子データ作成

 導入されている業種の内訳は、建設業ハウスメーカーが32%、機械が26%、電機が12%、自動車が12%、重工業造船が3%、金属が5%、印刷・新聞が5%、GIS・土木が4%です。それらの企業における図面作成部門(設計部門)やコピーセンター、ドキュメント管理センター(生産部門へ図面を発行している部門)などで利用されています。また、図面出力やコピー、電子データの作成を請け負うプリントショップなどでも導入されています。

 こうした導入・利用実績に加えて、各地域の官公庁や大判図面の取り扱いが多い測量会社などにもビジネスチャンスはありそうです。既存の大判プリンターからのリプレース案件と新規の導入案件含めて、Teriostar LP-1150/1050/2060シリーズの提案で商機を勝ち取っていきましょう。

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