ロジクール

働き方改革とWeb会議の密接な関係
適切な製品提案で従来会議の課題も解決


ロジクール「GROUP」

働き方の見直しの中で改めて着目されているのが会議システムです。多拠点や従業員宅を結んだ会議を手軽に実現する会議システムは、場所や時間の制約を取り払ったスマートな働き方に必須のツールだからです。しかし、従来の会議システムには多くの課題が存在し、「導入したけど使っていない……」という残念なケースが少なくありません。そうした課題を解決し、働き方の改革に大きく貢献できるのが、ロジクールのWeb会議デバイス「GROUP」です。

Web会議システムが働き方改革で売れる

 日本は先進諸国と比較して労働生産性の低さが指摘されています。そこで、働き方を変えて競争力を向上させるために、現在、政府主導で日本列島が働き方改革に邁進しています。その中で、時間や場所に制約されない高効率の労働環境を構築できる、さまざまなITソリューションの導入が進んでいます。

 いつでも働ける環境の構築を目的に、モバイルデバイスやクラウドサービスの売り上げが伸びていますが、働き方改革に必要なのはそうしたツールだけではありません。会社として、チームとして最大の成果をあげられるように、従業員同士がいつでも会話できたり会議が行えたりするコミュニケーションツールの必要性が訴えられているのです。

 最近ではコンシューマー向けのLINEなどに代表されるチャットアプリのビジネスバージョンの活用で、離れた場所にいても会話感覚でコミュニケーションできる環境が普及しつつあります。ビジネスチャットなどのツールは、古い習慣の代表でもあるメールのしきたりから従業員を解放して手軽なコミュニケーションの実現に寄与しています。こうした新たなツールに加えて、従来から利用されてきた会議システムもまた、働き方の改革に合わせて見直されているのです。

 ビデオ会議やWeb会議、音声会議などをまとめてビデオコミュニケーション市場として調査している調査会社のシード・プランニングは、同市場の右肩上がりの成長を予測しています。働き方改革を背景に、こうしたビデオコミュニケーションツールのビジネスチャンスの拡大が期待されているのです。しかし、顧客への提案時には、これまでの課題を確認しておく必要があるでしょう。というのも、導入されたけれど使われずにホコリをかぶってしまっているビデオ会議システムが少なくないからです。

 働き方をスマートにするのが働き方改革であるのならば、ビジネスツールについてもスマートな製品やサービスの導入・利用が不可欠です。会議システムにおいても、もちろんその視点は欠かせません。


使えない会議システムはいらない

 これまでの会議システムには、実際にどのような課題があったのでしょうか。よくある例では、「高価なビデオ会議専用システムを導入したけれど専任の管理者がいないと使えない」「専用回線が必要でコストもかかるわりには使用頻度が低くコストパフォーマンスが悪い」といったケースでしょう。せっかく専用の会議システムを導入しても、これでは意味がありません。

 一方、専用の会議システムよりも手軽に導入できるのがWeb会議システムです。現在はノートPCやタブレットなどのモバイルデバイスにはWebカメラやスピーカー、マイクが内蔵されているので、Web会議ソフトがインストールされていれば、いつでもWeb会議が行えます。コストと導入・設置面の双方において、その手軽さはビデオ会議専用のシステムを遥かに凌駕します。そのため、マイクロソフトのOffice 365をはじめとする多くのビジネスアプリには、Web会議機能が搭載されています。

 ただし、社内の会議室でWeb会議を行う場合には、注意すべきポイントが多々あります。ビデオ会議専用システムのように、専用のカメラやマイクスピーカーが用意されていないため別途購入しなければならず、その選定の際に最適な製品を選択できていないケースが少なくないのです。

 例えば、会議室に5名程度が集まる小規模な会議ならば、カメラやマイクが捉えられる範囲をそれほど気にしなくてもいいケースはありますが(もちろん会議ができる品質は確保しなければなりません)、会議室に10人から20名程度が集まる中規模の会議では、参加人数が多くなるため、会議参加者それぞれが発言している様子を的確に映せたり、発話者の声を正確に聞き取れたりするスピーカーやマイクを慎重に選択する必要があるのです。それができていない場合、発話者が画面に映らなかったり、音声が聞き取れなくなったりして、会議そのものが成り立たなくなってしまいます。働き方を改善するために利用できるシステムが、その阻害要因になってしまうリスクがあるのです。

 このような課題を解決し、快適なWeb会議の実現で働き方の改革に貢献するのがロジクールのWeb会議デバイス「GROUP」です。

会議の課題解決と働き方改革を同時に実現

 GROUPはカメラとマイクスピーカーのオールインワンWeb会議デバイスで、14人から20人程度の中規模会議に最適化されています。手軽に導入・使用できて、高い会議品質を提供できるのが大きな特長です。

 導入面では、プラグ&プレイのUSB接続を実現しています。Office 365で利用できる「Skype for Business」や、シスコシステムズが提供する「WebEx」などのWeb会議アプリがインストールされたPCにUSBケーブルで接続するだけで利用できるのです。複雑な配線や専門知識が不要で、誰もが簡単に使える手軽さを実現しています。「ITに詳しいメンバーがいないとビデオ会議ができない」「設定に手間取ってビデオ会議の開始がいつも遅れる」といった状況をなくせるのです。オプションで用意されているロングタイプのケーブル(10mと15m)を使用すれば、縦に長い会議室でも最適な場所に製品を設置できるようになり便利です(付属ケーブルは5m)。

 性能面でも中規模会議に最適化されています。カメラは90度の視野角を持ったレンズを採用しており、左右260度のパンと上下130度のチルトが可能です。つまり、中規模の会議室ならば室内や参加者の表情などを隅々まで捉えられるのです。カメラは10倍ズームが可能なので、離れた席に座っている発話者や部屋の奥に設置されたホワイトボードの文字も鮮明に映し出せます。映像自体もフルHD(1080p 30fps)と高品質です。

 マイクスピーカーには四つの全方位マイクが搭載されており、中規模会議室の広さでも参加者の声を的確に拾います。オプションで用意されている拡張マイクを利用すれば、集音範囲を最大8.5mまで拡大できます。スピーカーには「アコースティックエコーキャンセレーション」や「ノイズキャンセリングテクノロジー」が採用されていて、室内の反響やキーボードのタイプ音などの雑音を抑えた聞き取りやすい音声を再現します。同じ部屋で会議を行っているような自然な会議環境を構築できるのです。

 ビデオ会議システムよりも安価で手軽に導入・使用できるGROUPは、働き方改革が進行する中で重要度が高くなっている質の高いWeb会議環境の構築を可能にするだけでなく、会議そのものの活性化にも役立ちます。従来のビデオ会議やWeb会議システムの課題を解決しつつ、働き方や会議自体の改革にも貢献する製品として多くの商機を獲得できるでしょう。


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