
データを堅牢なNASで保護
安全な企業システムを再構築
HDL2-HB シリーズ
アイ・オー・データ機器
南海トラフ地震といった大規模自然災害対策や経済産業省が「DXレポート」で示した「2025年の崖」など、ブラックボックス化した企業システムの刷新は依然として急務だ。そうした中で、企業のデータの可用性は担保できているだろうか?
消失してはならないデータを安全・長期に保管したいなら、アイ・オー・データ機器の法人向けNAS「HDL2-HBシリーズ」がお薦めだ。企業にとってさまざまな課題のある機密データを多方面から守れるHDL2-HBシリーズを見ていこう。
強固なデータ保護技術を採用
NASである「HDL2-HBシリーズ」は、アイ・オー・データ機器独自のデータ保護技術「RAIDeX」を搭載している。実績として、リリース以来10年以上にわたりデータの全消失事故ゼロ※1を達成している。RAIDeXは、内蔵HDD2台を1組のペアとして、ファイル単位でデータをミラーリングする仕組みだ。さらに、HDDペア間の稼働時間に意図的な差を設けることで、同時故障のリスクを抑え、データ消失の可能性を大幅に低減する。HDDの換装により運用を止めることなくアップスケーリングが可能※2なため、容量不足にも柔軟に対応可能だ。

HDDを縦配置でき、筐体上部の熱だまりを抑制する設計だ。
また、本製品にはバックアップ用として利用可能な拡張スロットがあり、HDDを増設すれば本製品1台で保存データのバックアップも実現できる。
10GbE対応のLANポートを標準搭載し、高速なデータ転送に対応している。サーバーのバックアップ時間短縮や、共有データのスムーズなアクセスによって、業務効率の向上をサポートする。本体に備えたデュアル10GigaLANポートにはインテルの「X557-AT2」を使用している。高い負荷の処理を行いながら複数台のPCからの同時アクセスに対しても安定したパフォーマンスを発揮する。
24時間、常時稼動を前提に開発されたHDDを採用しており、重要なデータを常時保護する。また、熱による故障を防ぐために、筐体上部の熱だまりを抑制するHDDの縦配置を採用した。
バックアップやセキュリティ機能にも対応
データの共有だけでなく、ファイルサーバーのバックアップ先としても利用できる。また、先述のバックアップ用内蔵ディスクおよびNASから外付けHDDへのオフラインバックアップにも対応しており、ランサムウェア対策としても有効だ。レプリケーション機能では、本製品を2台使用して、メイン機のデータが更新された場合、自動的に予備機にデータをコピーし、常に同一の状態にできる。また、「クローン」機能を追加することで、データだけでなくシステム設定情報※3も保存する。
セキュリティ機能も豊富に備えている。例えば、ランディスク管理画面へのログイン操作を行う前に、装置前面のボタンを押さなければログインを無効にする「ワンタッチセキュア」機能がある。この仕組みにより、直接装置のボタンを押す必要があるため、遠隔からの不正アクセスを効果的に防止する。多要素認証にも対応しており、ランディスク管理画面へのログイン時に認証アプリケーションから発行される認証コードの入力を必須にする。ID、パスワードに加えてワンタイムの認証コードが必要となるため、なりすましなどの不正アクセスを防止する。対応している認証アプリケーションは、「Google Authenticator」(Android / iOS)、「Microsoft Authenticator」(Android / iOS)、「WinAuth」(Windows)だ。そのほか、ランディスク管理画面において、誤ったID、パスワードを使ったログイン操作を6回連続で行うと画面をロックする機能「ログインロックアウト」も備えている。外部からの総当たり攻撃によって不正にログインされることを防止するものだ。
HDL2-HBシリーズなら、自然災害やサイバー攻撃などさまざまなビジネスリスクに対し、企業のデータを精密に保護する。
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※1 アイ・オー・データ機器のランディスク管理サービス「NarSuS」登録商品が対象(2025年2月時点)。
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※2 バックアップ用内蔵ディスクを除く。
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※3 ログのフィルター設定、RAIDモード(暗号化設定含む)、NarSuS設定、管理者設定、追加パッケージの設定は保存対象外。
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