Versa Insight

第11回 クラウドサービスに強いVersa Networksのローカルブレイクアウト

こんにちは。ダイワボウ情報システム ネットワークセキュリティ担当の中です。

本コラムでは、これからVersa Networks製品の導入を検討されている方や、お取り扱いを始めたばかりの方に向けて、役立つ情報をわかりやすくご紹介していきます。

第11回目となる今回は、「ローカルブレイクアウト」をテーマに、実際の設定画面を交えながら分かりやすく解説いたします。ぜひ最後までご覧ください。

ローカルブレイクアウトとは

従来の企業ネットワークでは、セキュリティ対策や通信管理のため、拠点やリモートユーザーからのインターネット通信を一度本社やデータセンターへ集約し、その後インターネットへ接続する構成が一般的でした。 しかし、Microsoft 365やZoomをはじめとするクラウドサービスの利用拡大に伴い、通信遅延や回線負荷の増加が課題となっています。 こうした課題を解決する手法として注目されているのがローカルブレイクアウトです。

ローカルブレイクアウトとは、拠点からのインターネット通信を、本社やデータセンターを経由させず、直接インターネットへ接続する仕組みです。
特にクラウドサービス向けの通信を直接インターネットへ接続することで、通信経路を短縮し、ネットワーク負荷の軽減を可能にします。

構成イメージ図

構成イメージ図

Versa Networksの強み

ローカルブレイクアウトは多くのネットワーク製品で提供されている機能ですが、その実装方式は製品によって異なります。
一般的には、IPアドレスやFQDNをもとに通信を振り分ける方式が採用されています。しかし、クラウドサービスは利用するIPアドレスや通信先FQDNの追加が発生する場合があり、運用負荷が増加するケースがあります。

一方、Versa NetworksではIPアドレスやポート番号だけでなく、アプリケーション、URL、ホスト名、ユーザー・グループ、DSCPなど、さまざまな条件を組み合わせた柔軟な制御が可能です。そのため、クラウドサービスの通信に対しても、柔軟かつ運用負荷を抑えたローカルブレイクアウトを実現できます。

アプリケーション識別によるローカルブレイクアウト

Versa Networksのローカルブレイクアウトの大きな特長の一つが、アプリケーション識別です。Versa Networksでは、5,100種類以上のアプリケーションを識別し(2026年7月現在)、ローカルブレイクアウトの対象として指定できます。

さらに、General InternetやMediaといった大分類のカテゴリ制御に加え、
File Serverやwapといった中分類の制御、さらにはZoomやMicrosoft 365などの個別アプリケーションを指定したアプリケーションベースの制御にも対応しています。
そのため、「Web会議アプリ全体をローカルブレイクアウトする」といった大まかな制御から、「Zoomのみをローカルブレイクアウトする」といったアプリケーションベースの細かな制御まで、お客様の要件に応じて柔軟に設定することができます。

補足:ホスト名を利用した制御

アプリケーション識別を利用したローカルブレイクアウトをご紹介しましたが、Versa Networksではホスト名(Hostname)を利用した制御にも対応しています。

ホスト名を利用することで、IPアドレスの変更を意識することなくポリシーを適用できるほか、アプリケーションとして識別されない独自システムや特定のWebサイトに対しても柔軟な制御が可能です。

まとめ

今回は、Versa Networksのローカルブレイクアウト機能についてご紹介いたしました。

Versa Networksでは、アプリケーション制御とホスト名ベースの制御を組み合わせることで、クラウドサービスの利用拡大に伴う運用負荷を抑えながら、お客様の要件に応じたローカルブレイクアウトを実現できます。
今後Versa Networksでローカルブレイクアウトを導入・検討される際には、本記事の内容をぜひご参考ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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