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2020年1月14日に迫ったWindows Server 2008/2008 R2の延長サポート終了。いまだに多くの中小企業で使用されているサーバーOSの代表格ですが、セキュリティの観点から一刻も早いサーバーリプレースが求められています。

Windows Server 2008/2008 R2のEOS(End Of Support、サポート期限)を機に、中小企業のお客様に“もう1年半しかない”との危機感を持っていただき、最適なサーバーリプレースの提案をしていきましょう。

日常業務に欠かせないサーバー、その用途は?

2018年春、ダイワボウ情報システムとインテルは共同で「中堅中小企業のサーバー機導入・管理についてのアンケート」を実施しました。その結果、Windows Server 2008/2008 R2を継続利用している企業では、サーバーの用途としてファイルサーバー、業務AP(アプリケーション)サーバー(カスタマイズ/スクラッチ)、業務AP(アプリケーション)サーバー(パッケージ)、データベースサーバーの利用が上位となりました。

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Windows Server 2008/2008 R2のサーバー用途

いずれも日常業務に深く関わる用途のため、お客様もサーバーのリプレースに関しては慎重になっています。同調査によれば、「故障や問題がなく稼働している」「新サーバー導入はコストがかかる」「アプリが新機種で動くのか心配」といった理由から、たくさんの企業がWindows Server 2008/2008 R2サーバーを長期的に使い続けていることが判明しました。規模が299人以下の中小企業の場合、情報システム担当者がいないケースもあることから、どうしても新機種の導入は腰が引けてしまうようです。

しかし、サイバー攻撃は待ってくれません。「まだ動いているから大丈夫」と放置していては、OSの脆弱性を突く侵入者たちの格好の餌食になります。こうしたセキュリティ面はもちろんのこと、日々の生産性の面でも古いサーバーを使い続けるデメリットが生まれます。例えば頭脳となるCPUを見てみましょう。インテルが2017年に発表したサーバー用CPU「インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー」は、前世代製品と比較して平均で1.65倍の性能向上を実現しています。

すなわち、処理能力向上は日進月歩だということです。もし10年前、5年前のサーバーであれば、新世代の主力機種とは飛躍的な性能差があることになります。仮にこれまで5秒かかっていたレスポンスが1秒に短縮されれば、生産性は5倍に向上します。加えて消費電力も大きく改善され、電力コストを削減できます。このように、サーバーリプレースは“コスト”ではなく“投資”であることを説明し、用途にかかわらず最新サーバーに替えることのメリットをお客様に伝えていきましょう。

中小企業向けにお勧めのファイルサーバー

小規模・中規模向けのファイルサーバーはタワー型サーバーが主流で、最近はコンパクト筐体で静音性を備えた小型モデルがトレンドです。これによりオフィスに置いても場所を取らず、音を気にせずに仕事に集中できます。用途に応じてCPUやストレージの組み合わせを柔軟に選択可能。ポイントは安定稼働と高速性、低消費電力ですので、数年先の状況を見込んで高めのスペック構成をお勧めしましょう。

■タワー型(ファイルサーバー用途想定)

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※以下の製品名をクリックすると、製品ページへジャンプします。

中小企業向けにお勧めの業務用サーバー

業務用サーバーはラック型サーバーが主流です。ラック型もタワー型同様に小型化が進み、以前と比較して高い性能と拡張性、堅牢性を備えたモデルを各社が提供しています。今後はビッグデータ、IoT、AIなどのデジタル連携が業務と不可分となり、何よりも高速性と可用性が求められます。生産性を妨げない高いスペックなサーバーの導入が、企業の成長を促すと言っても過言ではありません。将来への先行投資として、ぜひ経営的観点からもリプレースのメリットを強調しましょう。

■ラック型(業務用サーバー用途想定)

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※以下の製品名をクリックすると、製品ページへジャンプします。

また近年ではサーバー買い取りに代わる選択肢として、パブリッククラウドの利用を望まれるお客様も多くなっています。クラウドの利用はIT管理者の負荷軽減、管理コスト抑制といった面でも有効ですので、サーバーリプレースと並行してクラウドサービスの提案も視野に入れておくといいかもしれません。

※サーバー販売支援サイトへのアクセスには、iDATEN(韋駄天)のログインIDが必要です。

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