データの変更・削除を防ぐ機能を持つNASで産業現場のランサムウェア対策を実現
Ness1050 ef
ニューテック
ランサムウェアによる被害は工場や物流拠点などの産業現場にも及びつつある。万が一NASが暗号化されれば、生産ラインの停止や出荷遅延といった重大な損失につながりかねない。そのため、外部から侵入させない対策に加え、侵入されても消されないデータ保護が求められている。こうしたニーズに応えるのが、ニューテックが提供している産業機器向けNAS「Ness1050 ef」だ。
高い信頼性と優れた保守性能を備える
「Ness1050 ef」は、LinuxベースのNAS OS「ef」を搭載した産業機器向けNASだ。本体は幅154×奥行き270×高さ188mm※1とコンパクトなサイズで、設置場所を選ばない。
本製品は2台のHDDを1組のアレイにして、それぞれのストレージに同じデータを記録する「RAID 1」に対応しているため、片方のHDDに障害が発生してもデータが失われることはない。また、電源を停止することなく故障ドライブを交換できるホットスワップ機能を備えており、運用時のダウンタイムを最小限に抑えられる。加えて、RAID管理ツールによる操作が不要で、ドライブ交換後に自動的にリビルドが開始される「オートリビルド」機能を搭載しており、保守負荷の軽減に寄与する。さらに、ソフトウェアRAIDにありがちな縮退時のパフォーマンス劣化を最小限に抑えることで、安定した運用が可能となるのだ。
信頼性向上のため、RAIDコントローラーがHDD全領域をバックグラウンドで定期的にスキャンし、不良セクターを検出・修正する「パトロールリード」機能も備えている。これにより、故障予兆を早期に把握し、長期間にわたって安定した稼働を維持できるのだ。さらに、それぞれのHDDが受け取った読み込み・書き込み処理の順序を内部で最適化する「Native Command Queuing」(NCQ)に対応していることに加え、キャッシュメモリーの搭載により、従来比50%以上の性能向上を実現している。
また、Webブラウザーから各種設定や管理作業を行える。専門知識を持たない現場でも扱いやすいのだ。
RDX QuikStorは、最大330MB/sという高いデータ転送速度を備えつつ、一つのカートリッジに最大5TBのデータを保存できる。大容量データを扱う環境でも安定した運用が可能だ。
オフラインバックアップ環境を構築可能
Ness1050 efは、共有フォルダーのスナップショットに保存期間を設定し、その期間中は管理者でも変更や削除ができなくなる「固定スナップショット」機能を備えている。ランサムウェアに感染して管理者権限を奪われても、保存期間が満了するまではデータの変更・削除が不可能なため、データ復旧の最後の砦として機能する。また被害発生時にはNASをネットワークから切り離し、固定スナップショットから安全にデータを復元するといった運用も可能だ。
さらに、取り外し可能なポータブルストレージ「RDX QuikStor」を組み合わせることで、ネットワークから物理的に切り離したオフラインバックアップ環境を構築できる※2。ネットワークから完全に隔離して保管可能なため、ランサムウェアの影響を受けないバックアップとしても有効だ。RDX QuikStorは耐衝撃性に優れた堅牢な構造を採用しており、輸送時に発生する振動や衝撃による故障リスクを抑えられる。この堅牢性により、遠隔地保管を前提とした運用にも適したメディアとなっている。
Ness1050 efは産業利用に求められる堅牢性と保守性、そしてランサムウェア対策も兼ね備えたNASだ。
※1 足、突起部は含まない。
※2 スナップショットとは別に、外付けストレージやクラウドストレージなどへのバックアップを取得することを推奨する。
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