Dell PowerEdge R4715
高度なセキュリティと優れた運用性を備えた
高性能なシングルソケット構成サーバー
Dell PowerEdge
デル・テクノロジーズ
デル・テクノロジーズでは、サーバー「Dell PowerEdge」シリーズを提供している。Dell PowerEdgeでは、AI向けサーバー「Dell PowerEdge XE9780」やコンパクトなタワーサーバー「Dell PowerEdge T160」など多彩なラインアップをそろえている。今回はその中でも2026年3月22日に提供を開始した1Uシングルソケットサーバー「Dell PowerEdge R4715」と2Uシングルソケットサーバー「Dell PowerEdge R5715」を紹介する。
安定稼働を支える予兆検知機能
従来、業務システムを支えるサーバーといえば、デュアルソケット構成が一般的であった。しかしデュアルソケット構成には、運用コストが増大するだけでなく、構成や運用管理が複雑化してしまうという課題があった。一方で、近年はプロセッサーの性能が大きく向上し、シングルソケット構成でも仮想化やデータ分析などの処理を行えるようになってきている。シングルソケット構成のメリットとして、複数プロセッサー間の調整やチューニングが不要である点に加え、構成・保守対象となるコンポーネント数を抑えられる点が挙げられる。その結果、運用管理が簡素化され、IT管理者の負担軽減につながるのだ。さらに、消費電力をはじめとした運用コストの低減も可能だ。こうした背景から、シングルソケット構成に注目が集まっている。その代表例が、デル・テクノロジーズが提供する1Uサーバー「Dell PowerEdge R4715」(以下、R4715)と、2Uサーバー「Dell PowerEdge R5715」(以下、R5715)だ。 R4715・R5715はプロセッサーに「AMD第5世代EPYCプロセッサー」を搭載しており、高い処理性能を備えている。さらに最大5,200MT/sの高速転送に対応したDDR5メモリーを最大1.5TBまで搭載可能だ。これらの組み合わせにより、仮想化やデータ分析などの負荷の高いワークロードをスムーズに処理できるのだ。 加えて、IT管理者の運用を支援する機能として、サーバー自身が稼働状態を常時監視し、故障の兆候を事前に検知する仕組みを備えている。障害が発生する前に対処できるため、ダウンタイムを最小限に抑えられるのだ。
Dell PowerEdge R5715
ハードウェア層からデータを保護
セキュリティ面においても、R4715・R5715は強固な機能を備えている。シリコンレベルのデバイスの信頼性を保証するハードウェア/ソフトウェアコンポーネント「Root of Trust」により、ファームウェアなどが改ざんされていないかをハードウェア層で直接検証し、システム全体を安全に起動できる。さらに「ドリフト検知」機能によって、システムがあらかじめ定義した状態から逸脱していないかを常時監視し、変化が検知された場合には管理者へ即時に通知を行う。意図しない変更が行われても、いち早く把握できるのだ。
ディスクは盗難時でも情報を読み取られないよう、自動的に暗号化される仕組みとなっている。加えて、システム構成設定やファームウェアをロックすることで、意図しない変更や悪意のある改ざんを物理的に防止する「システムロックダウン」機能を備えており、万が一不正アクセスが発生した場合でも、設定を勝手に変更されるリスクを最小限に抑えられる。また、ファームウェアが破損、あるいは不正に書き換えられた場合であっても、「BIOSリカバリ」などの機能により、安全な状態へ復旧可能だ。
遠隔管理ツール「iDRAC」(Integrated Dell Remote Access Controller)を活用することで、遠隔地からでもサーバーの状態をリアルタイムで監視・管理できる。さらに、ユーザーごとにアクセス権限を制御するロールベースのアクセス制御(RBAC)を備えており、各管理者に必要最小限の権限のみを付与可能だ。管理画面を通じた意図しない操作や不正操作のリスクを防げるのだ。
設置面積を抑えたい場合には1UサイズのR4715を、将来的なストレージ拡張性を重視する場合には、最大288TBのストレージ容量に対応する2UモデルのR5715を提案しよう。
iDATEN(韋駄天)では、Dell PowerEdgeシリーズのポートフォリオに加え、シリーズ選定のプロセスや、パーツおよびサービスの選び方も確認できる。顧客に提案する際の参考情報として、ぜひ役立ててほしい。