レガシーITからの脱却~あなたの会社のITをクラウドへ~

スタートアップ企業や大企業が活用を始めていたパブリッククラウドが、ここ数年で中小規模の企業でも当たり前の様に活用を始めてきました。
ではなぜこうもクラウドというものがこうも浸透していったのか。
それは、クラウドは必然だったからです。

■システムがレガシーなだけ?

従来のシステム環境全般を「レガシーIT」と表現することがあります。オンプレミスを中心とした社内システムの構築と外部委託業者、メーカーとの関係は日本のITインフラビジネスに深く根ざして様々なビジネスが展開されてきました。先人達が築き上げたビジネスモデルやスキームは、「Legacy=遺産」として受け継がれ、日本のIT業界を支えていきます。

しかしやがてシステムは複雑化・属人化し、ブラックボックス化していきます。そうした手の付けられなくなったシステムが徐々に経済的な損失も生み出してしまい、「2025年の崖」という事態を引き起こしてしまいます。また、レガシーITに依存したビジネスは、そこに関わる人たちのマインドも「レガシー」として引き継いでしまいます。

「レガシーITのマインド」とは、基本的には「稼働率と売上」を重視する考え方となります。想定し得る最大のトランザクションでデバイスを構成し、安定稼働の為のテストを繰り返し、開発完了とデバイスの納入を終えることでプロジェクトは終了。その後保守・メンテナンスを繰り返し、4~5年間で更新をし続けるというビジネスモデルとなります。
なにより求められるのが安定性で、デバイスはメーカー間で大きな差は無い為、少しでも安いものを求める、といった傾向が見受けられます。
もちろん、プロジェクトによってはそのような形で進めた方が良いケースもありますので否定はできませんが、新しいビジネスを立ち上げたい、新しい機能を追加したい、スモールスタートしたい、といった場合はかなり動きが遅くなってしまいます。

■モダンITのマインドを持つと、選択肢はクラウドだけ

対して、「モダンITのマインド」というものはどうでしょうか。重視するのは、「顧客満足度と利益」です。顧客が何を実現したいか、ということを最重要視する為、要件定義は日々変わってきます。また、リリースや変更するスピードも求められます。
そうすると、おのずと選択肢はオンプレミスではなくクラウドということになります。最低限必要なモジュールから開発、リリースをして改善していきながらサービスを次々と実装していく、これを「アジャイル型」開発手法と言います。この手法ですと、開発期間から3か月程度でリリースが出来、その後日々改善をしていき、スモールスタートの構成で始めてもサービス利用者が増えるに従い、徐々に構成もリッチ化していくという流れになります。投資と開発を継続することで、顧客満足度は向上し、そのプロジェクトの成功率は徐々に高まることでしょう。万一そのプロジェクトが不調であっても、すぐにサービス停止、課金を止めることが出来ます。オンプレミスのシステムですと、サービス停止すればそのシステムが丸ごと余ってしまうことになります。

■クラウド化の次は

こうして、ビジネスの柔軟性とスピードを大幅にUPさせることもできますし、クラウドプラットフォームに予め用意されている様々なサービスを組み合わせて実装することによって、ソリューションのデジタルトランスフォーメーション化(DX化)まで見据えることができるようになります。Netfrixは既存のDVDの宅配レンタル事業に加えて、ストリーミング動画配信サービスを開始して瞬く間に全世界中を席巻するに至りました。これは、DVD宅配サービスのシステムなどで「デジタルを使う」ことから、動画配信ストリーミングという「デジタルを前提とする」システムにDX化したことでビジネスがグローバル化したと言えます。各クラウドプラットフォームには、「デジタルを前提とする」AIエンジンやIoTプラットフォームなどが用意され、一から開発する必要なく自社のソリューションに組み込むことが出来ます。それに伴いビジネス領域も、ローカルからナショナル単位に、さらにグローバルへと広げることが出来るようになります。その第一歩が、クラウドへシステムをシフトさせることなのです。

■マルチクラウドをカバーするDISのディストリビューションモデル

DISは2021年3月現在、Microsoft Azure、Amazon Web Service(AWS)、IBM Cloudの3つのクラウドプラットフォームを、サブスクリプション管理ポータルiKAZUCHI(雷)で管理することが出来るようになっております。
Microsoft Azureは「DISクラウドビジネスセンター for Microsoft Azure」「DIS Azure サイバーリスクサポート」などのパートナー様支援体制を整えさせていただいております。
AWSは国内初のディストリビューターとして、また国内最大級のAWS資格保有パートナーとして、全国のお客様のクラウドシフト化をサポートさせていただいております。
IBM Cloudは、ESAと呼ばれるソリューションパートナー様向けに特化した協業となっておりまして、世界で唯一のESAディストリビューターとして、クラウドネイティブ開発からプロモーションの支援まで、クラウドビジネスのサポートをさせていただいております。

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