Collaboration

Collaboration 第19回 「Cisco Intelligent Proximity(シスコインテリジェントプロキシミティ)について 〜ON/OFF どうする?〜」

こんにちは。ディーアイエスサービス&サポート株式会社でCisco Collaborationの担当エンジニアをしております斎藤です。

前回は、Webexビデオ会議端末(Room Kit)の活用ポイントとして、プロキシミティをざっくりとご紹介しました。Webex Teamsがあればワイヤレスな資料共有ができるは非常に便利です。前回の内容では概要と使い方しかご紹介できませんでしたので、今回はCisco Intelligent Proximityの仕組みやON/OFFのやり方など、もう少しだけ詳しくご紹介します。


Cisco Intelligent Proximityとは
Cisco Intelligent Proximityは、ユーザがモバイルデバイス(スマートフォン、タブレット、またはラップトップ)がビデオコラボレーションエンドポイントに近づけるとアクティブになる一連の機能です。Cisco Proximityを使用することで、ユーザは自分のモバイルデバイスがビデオ会議システムの近くにある場合に、コンテンツをビデオ会議端末で直接表示、制御、キャプチャ、および共有することができます。モバイルデバイスは、ビデオ会議端末から送信される超音波の範囲内に入ると、自動的にビデオ会議端末とペアリングします。

プロキシミティサービスの内容をまとめると以下のようになります。

コールの発信とビデオ会議端末の制御:
・ダイヤル、ミュート、音量調節、切断
・スマートフォンとタブレット(iOSとAndroid)で使用可能
モバイルデバイス上での共有コンテンツの表示:
・共有コンテンツの表示、以前のスライドのレビュー、選択されたスライドの保存
・スマートフォンとタブレット(iOSとAndroid)で使用可能
・DX70およびDX80の場合、通話時にのみ利用可能
デスクトップクライアントからのワイヤレス共有
・プレゼンテーションケーブルを接続しないコンテンツの共有
・ラップトップ(OS XとWindows)で使用可能

PCからのワイヤレス共有は非常に便利で、私も普段からよく利用しています。
ただし、直接プレゼンテーションケーブルを接続しているわけではないので、動きは少し遅くなります。画像共有のような固定資料を共有する際に使用するのがオススメです。

Intelligent Proximity はWebex Teamsを利用
もともとWebex Teamsがリリースされる前から、Intelligent Proximityは利用可能でした。実際、「Cisco Proximity」というアプリが下記URLからダウンロードできます。


試しにインストールして、検証ルームにあるRoom Kitへのペアリングを試みたのですが・・・

Webex Teamsを使ってくださいと言われます(笑)。プロキシミティで注意するべき点は、Control Hubに紐づいたビデオ会議端末は、「Cisco Proximity」アプリでコントロールすることができないという点です。前回ご説明させていただいた通り、プロキシミティ利用の際はWebex Teamsを使いましょう。

オンプレ設定のビデオ会議端末に対しては、問題なく「Cisco Proximity」アプリから画面共有をすることができます。

では、どういう仕組みでペアリングができるのでしょうか。ON/OFFなどセットアップ方法についても続けてご説明したいと思います。

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