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Collaboration 第52回 「最新情報 All New Webex ~ webexoneダイジェスト Part1 概要 ~」

あけましておめでとうございます。ディーアイエスサービス&サポート株式会社でCisco Collaborationの担当エンジニアをしております斎藤でございます。本年もエンジニア情報局(ブログ)を定期的に更新してまいりますので、引き続きよろしくお願い致します。

さて新年最初の内容は、Webexの最新情報をお伝えしたいと思います。先日、Cisco Webexのグローバルイベント「webexone」がありました。皆様ご参加されましたでしょうか?非常に多くのアップデート情報が発表され、私としては胸躍る内容ばかりでした!そこで、今回から数回に分け、webexoneで発表された内容から最新アップデート情報をご紹介していきたいと思います。初回である今回は、ざっくりどのようなアップデート情報があったのかをまとめてご紹介したいと思います。最後までぜひご覧ください。

All new webexとは?

日本時間2020年12月9日-10日の2日間で行われたグローバルのウェブセミナーイベント「webexone」にて、All new Webexと題し、非常に多くのアップデート情報が発表されました。
直訳すると、「全く新しいWebex」になるわけですが、期待に違わぬアップデート内容になっていたかと思います。Webexoneに合わせて、All new Webexの情報がいくつか公開されておりますので、ぜひこちらもご覧ください。

・webexone公式ホームページ
https://www.webex.com/webexone.html
・What’s new in Webex: December 2020(シスコブログ:英語)
https://blog.webex.com/video-conferencing/whats-new-in-webex-december-2020/
・Welcome to the All New Webex(シスコブログ:英語)
https://blogs.cisco.com/collaboration/welcome-to-the-all-new-webex

と、発表されたのはいいのですが、、、多すぎて何が何だか分からなっているのは私だけでしょうか(笑)。メーカー資料を元に、特にWebex Meetings、Webex Teams、Webexデバイスに関連したアップデートポイントをまとめてみました。なお、日本で提供されない機能・製品は省いていますのでご了承ください。

1. 新アプリケーション「Webex」
・Webex MeetingsをWebex Teamsに統合し、新しいアプリケーション「Webex」に!

2. Meetings新機能
・ジェスチャー:                 AIによるボディランゲージ認識が可能に!    
・リアルタイム翻訳:             リアルタイム翻訳がついに日本語対応!    
・イマーシブ共有:              ビデオをオーバーレイした背景新しい共有方法
・高度なビデオレイアウト:      ステージ、スタック、サイドバイサイドをスライダーコントロール
・ラウンドテーブルと時間同期:    会議にタイムテーブルを導入可能
・Eventsキャパシティ拡大:      最大25,000人の参加者にスケールアップ / 10万人にライブストリーミング

3.Webexデバイス新機種
・Webex Desk Camera:         最大4KのウルトラHDビデオ搭載のWebカメラ
・Webex Desk Hub:          モバイル端末を利用する新しい会議端末
・Webex Desk:               DX80の後継機として登場した新しいデスクトップ型ビデオ会議端末
4.Webexデバイス新機能
・イマーシブプレゼンター:      Desk Proのみ、埋め込み型共有が可能に!
・ブロードキャストスタジオ:     高精細な映像&高忠実度な音声を提供!
・5x5グリッドビュー:           クラウド登録デバイスの最大表示が25名まで増加!
・バーチャルバックグラウンド:    全てのWebexデバイスで仮想背景&背景ぼかしが可能に!

5.Webexセキュリティ、プライバシー、マネージメント、インサイト新機能
・Deep E2E暗号化とセキュアID:    エンドツーエンド暗号化を標準化
・Webex全体のDLP:             データ損失防止機能(DLP)をMeetingsに拡張
・エシカルウォール:              IT管理者がより柔軟にスペースの制限が可能に
・Webex Graph:                 People Insightを利用したコラボレーションの可視化
・新しいWebex App Hub:        既存アプリ(Box、SFDC、Service Now、Miro等)の統合を実現
・顧客別エッジオーディオ:       独自のPSTN番号が使用可能に
6.新しいWebex Control Hub
・組織のヘルスチェックツール
・閾値を使用したプロアクティブ通知
・改良された会議分析
・新しいレポート&カスタムレポート
・ワールドマップトラブルシューティング
・ソーシャルログイン  

All new Webexのメッセージは「対面でのやり取りよりも10倍優れた包括的なコラボレーションエクスペリエンスを提供する」です。凄い強気なメッセージだな、と思いましたが、これだけ多くのアップデートがあると、確かに対面より10倍良い会議が実現できそうな気がしてきます。

ここからは、それぞれの項目についてもう少し深堀をしてみたいと思います。今回は初回ですので、まずは個人的に最もインパクトが大きいのではないか、と考えている、1.新アプリケーション「Webex」についてご説明したいと思います。


新アプリケーション「Webex」

アプリケーションの統合は、個人的に一番インパクトが大きいアップデートではないか、と思います。これまで、Webex TeamsとWebex Meetingsの使い分けが難しく、提案が大変だったかと思いますが、これで「Webex」として提案ができるようになります。一つのアプリケーションで完結できるので間違いなく使い勝手も良くなるでしょう。
・(参考)The all new Webex is here
>The all new Webex is here. It’s one easy-to-use and secure app to call, message, meet and get work done. Cisco is renaming Webex Teams to Webex on December 8th, 2020, and keeping all its great capabilities, plus introducing new ones, so every Webex user can continue to do exceptional work.
https://community.cisco.com/t5/collaboration-documents/the-all-new-webex-is-here/ta-p/4192834

確かに、前回のアップデートからもうすでに「Webex」へ名称変更されているようです。

ただ、Webex Meetingsのデスクトップアプリもまだ存在しています。こちらはいつ頃統合されるのでしょうか。
どうやらまだ明確な時期の情報は発表されていないようです。下記サイトを見るに1月末に何かしらのローンチがありそうな感じがしますので、そちらを期待して待ちたいと思います。
https://essentials.webex.com/journey-to-webex.html

今回は以上となります。次回から、各アップデートポイントをもう少し詳しく深堀してみたいと思います。最後までご覧いただきありがとうございました!
引き続きよろしくお願い致します。

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