Cisco 担当者コラム
Cisco・Collaboration
Collaboration 第163回 「Cisco Webex 関連のEoS/EoL情報まとめ(2026年2月時点)」
こんにちは。ダイワボウ情報システム株式会社で、シスココラボレーション製品を担当しているエンジニアの斎藤です。
ここ半年で、いくつかの主要製品について EoS/EoL のアナウンスが発表されました。そこで今回は、対象製品の終売時期や後継製品の情報、また後継品との機能差分についてまとめてご紹介します。リプレイス検討や今後のご提案の参考にしていただければ幸いです。
■EoSアナウンスメントまとめ(2026年2月時点)
直近で発表されている主要製品の EoS/EoL アナウンスメントについて、以下の通りまとめました。
今回は、この中でも「1~5のサービス群」にフォーカスし、それぞれの後継製品情報についてご紹介していきます。
なお、Room Kit Pro および Desk Pro の EoS アナウンスメントについては、あわせて後継となる新製品の発表もございました。こちらについては、改めて新製品のご紹介とあわせて、別の機会にご案内できればと思います。
■PickUp1:A-FLEX(2.0)の後継品
「A-FLEX(2.0)」の後継製品は公式には明確に定義されていませんが、実質的には A-FLEX-3 が後継に該当します。「A-FLEX(2.0)」と「A-FLEX-3」は、いずれも Webex Meetings を提供するライセンス体系であり、「参加可能人数(キャパシティ)」や「提供されるミーティング機能」についてはすべて同一仕様 となります。
両者の唯一の違いは、ライセンス本数あたりに付与されるクラウド録画容量です。詳細については、過去記事にまとめておりますので、ぜひご参照ください。
https://www.idaten.ne.jp/portal/page/out/secolumn/cisco/collaboration/114.html
クラウド録画容量以外に機能差分はございませんので、リプレイス提案においては 基本的に単純な置き換え製品としてご提案可能です。そのため、「現在の録画利用状況の確認」、「必要容量の整理」を事前に実施いただくことで、スムーズな移行提案がいただけるかと思います。
■PickUp2:Training Center/Support Centerの後継品
TrainingCenter および Support Center は、これまでハンズオントレーニングやヘルプデスク向けWeb サポート用途として活用されてきました。これらの主要機能であった「ブレイクアウトセッション」や「リモートコントロール」については、現在では Webex Meetings / Webex Webinar で提供可能となっており、国内では新規販売がほぼ終了している製品群となります。一方で、発売当時はハンズオンラボやヘルプデスク用途に適した代替製品が存在しなかった背景もあり、当時から継続してご利用いただいているお客様も少なくありません。
基本的な後継製品は Webex Meetings となります。以下の機能は Meetings で提供可能です:
・Web セッション
・リモートコントロール
・ブレイクアウトセッション など
そのため、多くの用途でWebex Meetingsへの単純な移行が可能です。
ただし、以下の機能は Webex Meetings では標準提供されていません。
・テスト機能
・CRM 連携
・キューイング機能 など
これらを活用して細かく運用設計されているお客様の場合は、3rd パーティ製品との連携検討が必要になるケースがあります。
また、UI が大きく変わる点も重要なポイントです。長年ご利用いただいているお客様の多くは、
「同じ UI・同じオペレーションでの継続利用」を前提に運用されています。そのため、単純な機能代替の提案ではなく、運用変更の影響整理や操作変更に伴うトレーニング、業務フローの見直し、など踏み込んだご提案が重要になります。
■PickUp3:Room Kit / Room Kit Plus の後継品
RoomKitとRoomKit Plusの後継製品は、「Room Bar」や「RoomBar Pro」になります。いずれも 正当な後継製品 であり、カメラ性能やAI機能(フレーミング・話者追尾等)、音声処理性能、デバイス管理性など、機能面はすべてにおいて向上しています。そのため、基本的には単純な置き換えとしてご検討いただける製品となります。
提案のポイントとしては、旧Room Kitシリーズをご利用中のお客様に対して、「保守期限の確認」「利用会議室サイズとの適合」「マイク構成や周辺機器の流用可否」を整理いただくことでスムーズなリプレイス提案が可能です。詳細なスペック比較や移行ポイントについては、過去記事にてまとめておりますので、ぜひご参照ください。
https://www.idaten.ne.jp/portal/page/out/secolumn/cisco/collaboration/138.html
■まとめ
今回ご紹介した3点はいずれも、基本的には“前向きな置き換え”が可能な内容です。
・A-FLEX(2.0)→A-FLEX-3
⇒機能差分はなく、違いはクラウド録画容量のみ。単純置き換えが可能です。
・Training Center / Support Center → Webex Meetings
⇒主要機能は代替可能。ただし一部機能(テスト・CRM連携等)は個別確認が必要です。
・Room Kit / Room Kit Plus → Room Bar / Room Bar Pro
⇒正当後継機種であり、機能はすべて向上。シンプルなリプレイス提案が可能です。
いずれも、「機能劣化の移行」ではなく「環境最適化の機会」と捉えていただければと思います。
更新タイミングや利用状況を整理のうえ、計画的なご提案につなげていただければ幸いです。
公式アナウンスメントの詳細は下記にてご確認いただけますので、併せてご参照ください。
・End-of-Sale and End-of-Life Announcement for the Cisco CollaborationFlex Plan v2.0 Offer (Legacy / A-FLEX)
・End-of-Sale andEnd-of-Life Announcement for Webex Training Center
・End-of-Sale andEnd-of-Life Announcement for Webex Support Center
・Cisco RoomSeries - End-of-Life and End-of-Sale Notices
・Cisco DeskSeries - End-of-Life and End-of-Sale Notices
今回は以上となります。最後までご覧いただきありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。
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