Wireless 第03回 「Cisco Mobility Express Solution導入時のチェックポイント2 DHCPサーバ編」

こんにちは。DSASです。

前回は、Cisco Mobility Express Solution(通称CME)の導入時の注意点としてアクセスポイントのIPアドレス設計を紹介いたしました。
今回は、初期セットアップのトラブルに多いDHCPについての注意点についてご紹介します。このトラブルが本当に多いです。。。。

まず、CMEがリリースされた当時は、仮想コントローラはDHCP機能をサポートしていなかったのですが、GUIによる通常の初期セットアップにはDHCPとデフォルトゲートウェイ(例:ルータ)への疎通確認が必要というなんとも理解しがたい仕様でした。
ただ現在は、仮想コントローラは内蔵DHCPサーバ機能をサポートし、またデフォルトゲートウェイへの疎通は必要なくなりましたので、トラブルも少なくなってきております。
※内蔵DHCPサーバ機能はOSバージョン8.2以降、デフォルトゲートウェイへの疎通確認の廃止はOSバージョン8.3以降でサポートされます。

内蔵DHCPのイメージ (DiSオリジナル 集中管理型無線LAN製品の選び方より抜粋)

注意点としましては、当然なのですが、初期セットアップでDHCPサーバを有効にしないと、アクセスポイントに対してIPアドレスを払い出しませんので、初期セットアップ時に必ず有効にしてください。端末だけでなくアクセスポイントがDHCPのクライアントになることを意外と忘れてしまう方が多いです。
また、無用なトラブルを避けるためにも、デフォルトゲートウェイが動作している環境でのセットアップをなんだかんだお勧めします。

内蔵DHCPサーバ機能の設定イメージは以下となります。
設定は今更ですがPCなどのブラウザから仮想コントローラのIPアドレスにアクセスして行います。設定画面は日本語対応の為、どなたでも問題なく設定頂けるかと思います。

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