Cisco 担当者コラム
Cisco・Wireless
Wireless 第33回 「Catalyst9100シリーズ EWC-APにDNAライセンスが必須なケース」
以前にEWC-APのDNAライセンスが必須では無くなった事についてご紹介させて頂きました。今回は、EWC-APでDNAライセンスが必要なケースについてご紹介させて頂こうと思います。
今回の記事は、第27回に公開する予定でしたが、こちら側の手違いで公開できておりませんでした。ご迷惑をお掛けしてしまい大変申し訳ございません。
ここからは、本題についてです。EWC-APでは、以前の記事でも案内させて頂いた通り、DNAライセンスが必須では無くなりましたが、DNAライセンスが必要なケースが3つございます。
まず1つめのケースは、Cisco DNA CenterでEWC-APを管理する場合です。
Cisco DNA CenterでEWC-APを管理する場合は、必要な機能に応じてDNAライセンスのEssentials、Advantage、Premierのいずれかを選択し、購入が必要になります。
2つめのケースは、EWC-APのバージョンが17.4.1よりも古い場合です。
DNAライセンスが不要になるのはEWC-APのバージョンが17.4.1以上となりますので、古いバージョンでEWC-APを利用される際は、DNAライセンスの購入が必要です。
なお、EWC-APのファームウェアが古い場合は、17.4.1以上にアップデートしていただければ、DNAライセンス無しで利用することもできます。
3つめのケースは、Network Advantageの機能を利用する場合です。
DNAライセンスを購入しない場合は、EWC-APはデフォルトのNetwork Essentialsライセンスで動作することになりますので、Network Advantageの機能を利用することができません。Network Advantageの機能を利用されたい場合は、Network Advantage ライセンスが含まれるDNA AdvantageライセンスもしくはDNA Premierライセンスの購入が必要です。
Ciscoワイヤレス製品の各ライセンスでサポートされる機能については、下記をご参照ください。
https://www.cisco.com/c/m/en_us/products/software/dna-subscription-wireless/en-sw-sub-matrix-wireless.html?oid=porew018984
以上がEWC-APでDNAライセンスが必要なケースになります。
最後に補足ではございますが、9100シリーズのアクセスポイントをEWC-APでは無く、9800シリーズのコントローラで管理する際には、従来通りアクセスポイント毎のDNAライセンスが必要になりますのでご注意ください。
今回は、以上となります。
引き続きよろしくお願いいたします。
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