
Cisco 担当者コラム
Cisco・Wireless
Wireless 第59回「Catalyst9800-CL Ultra Low Profile(ベータ版) のご紹介」
こんにちは。TEと申します。
最近のアップデートとしまして、Catalyst9800-CLシリーズに新モデルが登場しましたので、ご紹介していきたいと思います。
新たに追加されたのは、Catalyst9800-CL UltraLow Profileという最も小規模の仮想版無線LANコントローラです。

これまでの一番小さなモデルのサーバー要件としては、vCPUが4つ、メモリが8GBでしたが、Catalyst9800-CLUltra Low Profileでは、vCPUが2つ、メモリは4GBになっており、最小のリソースのプライベートクラウドでご利用が可能となっております。また、上位モデルと同様の機能をサポートしており、スペックとしては、AP管理台数は最大50台、クライアント数は最大1000なので、より小規模向けの仮想無線LANコントローラとなっております。
Catlyst9800-CLでは、本体は無償で90日間の評価ライセンスが利用できるので、お試しで利用することも可能となっております。ただし、実環境にてご利用時にはAP側のDNAライセンスをご購入下さい。
なお、現在の最新バージョンIOS XE 17.12.1では、Catalyst9800-CL Ultra Low Profileはベータ版の為、まだメーカーサポートを受けることができません。次のIOS XE 17.12.2以降で正式にサポートする予定となっておりますので、ご注意ください。
導入方法やその他詳細な仕様等については、以下のドキュメントに記載されているので、ご興味ある方は是非ご覧ください!
現在、AireOS無線LANコントローラ(3504、5520など)やAP内部の仮想コントローラ(EWCやCME)をご利用されており、今後Wi-Fi6Eの導入を検討されているお客様は、是非Catalyst9800-CLUltra Low Profileも併せてご検討頂ければと思います。
今回は以上となります。
引き続きよろしくお願い致します。
<<<Cisco Wireless エンジニア情報局 前回の記事>
<Cisco Wireless エンジニア情報局 次回の記事>>>
Ciscoの記事
- Collaboration 第150回 「Webex Calling のご紹介 その4~ ライセンスについて ~」
- Collaboration 第149回 「Webex Calling のご紹介 その3~ 電話回線について(CCP回線)~」
- Meraki 第154回「Cisco Secure Connect環境でのゲストアクセスについて」
- Security 第81回「Cloud ManagementからのCisco Secure Clientのインストール」
- Collaboration 第148回 「Webex Calling のご紹介 その2~ 導入モデルと3つの構成要素~」
- Security 第80回「Cisco Secure Endpoint 主要な脅威検知エンジンについて」