Cisco 担当者コラム
Cisco・Collaboration
Collaboration 第86回 「【重要な】Webexサイト管理におけるWebex Meetings のPC専用アプリ(Webex Meetings デスクトップアプリ)終了に関するご案内 その1 概要について」
こんにちは。ディーアイエスサービス&ソリューション株式会社でシスココラボレーション製品の担当エンジニアをしております斎藤です。
昨年の12月、WebexのPC用アプリ「Webex Meetings デスクトップアプリ」の終了とWebex App(以降、Webexアプリ)への統合アップデートをご案内させていただきましたが、実は一部のお客様(Webexサイト管理のお客様)では統合アップデートが延期されておりました。そんな中、ついに前回統合アップデートされなかったWebexサイト管理のお客様においても「Webex Meetings デスクトップアプリ」終了とWebexアプリへの統合アップデートが公示されました。そこで今回は、アップデートの概要紹介と、(そもそも)どういうお客様が対象なのか、についてまとめたいと思います。最後まで是非ご覧ください。
統合アップデート概要と影響
2022年7月?11月にかけて、PCでご利用中の「Webexデスクトップアプリ」が自動的に「Webex App(以降、Webexアプリ)」へ統合アップデートされます。これは避けることができない強制アップデートで、普段PCで「Webex Meetingsデスクトップアプリ」をご利用のお客様は、ある日突然これまでのPCアプリケーションが利用できなくなります。また、Webexサイト管理のお客様においてはアップデート準備をしませんと、一部ユーザーでWebexアプリにサインインできない(Webexアプリが利用できない)という可能性もあります。その為、統合アップデートに向けた準備を行いつつ、事前に新しいWebexアプリの仕様や操作方法について社内で周知しておく必要があります。
気になる自社が統合アップデートの対象なのかどうかの確認方法ですが、まずWebex管理者にはシスコ(gss_optout.gen@cisco.com)から「Webex の更新がまもなく開始されます」という件名のメールが送付されております。こちらのメールが届いている場合、今回の統合アップデート対象になります。
また、Webex管理者権限をお持ちであれば、WebブラウザからControl Hub(admin.webex.com)にアクセスいただくことで、いつでも自社が対象かどうかの確認が可能です。こちらのページで、自社サイトの統合アップデート日が、現在の日付以降に設定されている方は「統合アップデートの対象」になります。
なお、こちらの項目がすでに完了になっている、もしくは、そもそも「Webex Meetingsを新しいWebexに?」が表示されていないお客様は、特に対応いただく必要はなく、サービス利用の影響もありません。また、以下のような運用されているお客様も特に影響がありません。
・既にWebexアプリをご利用のお客様
・ブラウザからWebex Meetingsをご利用のお客様
・モバイル端末のWebex Meetingsアプリをご利用のお客様
とは言え、運用上影響がないと思われる場合でも、自社が今回のアップデートの対象かどうか、というのは念のためご確認いただいた方が良いかと思います。
そもそもWebexサイト管理とは?
これまでブログでは扱ってこなかったのですが、実はWebexの管理方法には、「Control Hub管理」と「Webexサイト管理」の2種類がございます。ざっくり申し上げますと、「ControlHub 管理」の方が新しい管理方法、「Webexサイト管理」の方は古い管理方法です。管理方法は、プロビジョニング時に決定する為、最初に「Webexサイト管理」を選択されていたお客様は現在まで「Webexサイト管理」という方がほとんどだと思います。それぞれの主な特徴は以下の通りです。
ご自身のWebexサイトが「Webexサイト管理」なのか、「Control Hub管理」なのか、を確認する方法はいくつかあります。まずざっくりと確認されたい場合は、下記画面で判断が可能です。
上記以外の確実な確認方法とて、Control Hub(admin.webex.com)から確認する方法があります。Control Hubの「ミーティング」から、「ユーザー管理」の列を見ていただくと、現在の契約(サブスクリプション)毎に、どちらの管理方法で運用されているのかをご確認いただけます。
「え?自社はWebexサイト管理のはずなのに、Control Hubにもアクセスできるの?」と思われた方。詳細な説明は省くのですが、Webexサイト管理のユーザーに限っては、現状「Control Hub管理」と「Webexサイト管理」の二つの管理ポータルを併用されている状態で、実は既にControlHubをお持ちの(アクセスができる)状態です。
ここで、「今回の統合アップデートによって管理方法も「Webexサイト管理」から「Control Hub管理」に変更されるのか?(移行する必要があるのか?)」と疑問に思われる方がいらっしゃるかもしれません。結論、「Control Hub管理」への移行は必須ではありません。ただし、統合アップデート後にご利用いただけるWebexアプリは、「Control Hub管理」で管理できるアプリケーションになります。また、正式なアナウンスは出ていませんが「Webexサイト管理」は将来的に終息見込みという情報がありますので、これを機に「ControlHub管理」へ移行していただくのがオススメです。
※Control Hubへの移行手順については次々回のブログ(その3)にてご紹介致します。
今回は区切りがいいので、ここまでとさせていただきます。今回ご紹介の内容は、一部のお客様において影響が大きいアップデートになります。販売パートナー様におかれましては、早め早めにお客様へのご案内と確認を進めていただければと思います。次回のブログ(その2)では、実際に管理者でどのような準備・操作が必要になるのか、具体的な対応方法についてご紹介します。
なお、今回ご紹介した内容につきましては、シスコ公式サイトにも案内出ておりますので、こちらも合わせてご確認いただけますと幸いです。
・よくある質問 (FAQ) - Cisco Webex アプリへのアップデート
エンジニアブログ
・その1 Webexサイト管理におけるWebexアプリ統合アップデート 概要紹介
・その2 Webexサイト管理におけるWebexアプリ統合アップデート 対応方法
・その3 Webexサイト管理におけるWebexアプリ統合アップデート Webexサイト管理からControlHubへの更新方法
最後までご覧いただきありがとうございました。引き続きよろしくお願い致します。
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