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Wireless 第25回 「Catalyst9100シリーズ紹介 SSID作成編」

こんにちは。TEと申します。

前回は、Catalyst 9100シリーズEWC-APのライセンスアクティベーション手順についてご紹介させて頂きました。今回はEWC-APのSSIDの作成について検証を実施致しましたので、実際のGUI画面のイメージなども併せて設定についてご紹介させて頂きます。

検証内容としましては、初期セットアップ済みのEWC-APに新たにVLAN10のWPA2 PersonalのSSID(sales)を作成していくというものになります。

EWC-APでは、GUIによる設定はダッシュボードから設定していくことになりますが、従来のAironetシリーズの内部仮想コントローラMobility Expressとはダッシュボード画面が全く異なるので、設定方法についても異なります。
本記事をご覧頂き、EWC-APでのSSID作成時の最低限の設定イメージと他にどんな設定ができるのかを知って頂けたらと思います。
詳細な設定手順につきましては、下記DISオリジナルコンフィグガイドをご参照下さい!
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下記画像がEWC-APの設定メニューになりますが、EWC-APは内部の仮想コントローラとはいえ、設定できる項目としてはアプライアンスモデルの9800シリーズとほとんど同じなので、かなりの項目数になってますね。
では、今回はワイヤレスのセットアップの詳細という所から設定していきます。
こちらのページでは、ワイヤレス設定のフローが表示され、このフローに沿って設定していくことでワイヤレス設定が完了するというものになります。
ただ、今回はSSIDを作成するだけなので、全部の項目を設定しなくても3つの項目WLANプロファイル、ポリシープロファイル、ポリシータグのみで設定が完了します。
まずは、一番上WLANプロファイルの設定を行います。
WLANプロファイルの設定ではSSID名、WLAN ID、L2(None、WPA+WPA2、WPA2+WPA3、Static WEP、MACフィルタリングなど) および L3(Web認証) のセキュリティパラメータ、認証サーバなどの設定が可能です。今回は最低限の設定例としてSSID名、WLAN ID、L2のセキュリティパラメータの設定を行っております。
次は、ポリシープロファイルの設定です。
ポリシープロファイルでは、ポリシー名、VLAN、ACL、QOS、セッションタイムアウト、アイドルタイムアウトなどの設定が可能です。今回はポリシー名、VLANの設定を行っております。
最後にポリシータグの設定です。
ポリシータグでは、WLAN プロファイルとポリシープロファイルのマッピングを構成する事ができます。今回は、ポリシータグにより先ほど作成したWLANプロファイルとポリシープロファイルを紐づけてVLAN10を割り当てております。
以上でSSIDの作成は完了です!

今回EWC-APのダッシュボードによるSSID設定イメージをご紹介させて頂きましたが、Mobility Expressとは設定方法も全く違う事がお分かりいただけましたでしょうか。

設定項目がアプライアンスモデルのコントローラと同じくらいの多さなので、私自身も最初はどの設定から行えばいいのかわからず、不安もありましたが、「設定フロー機能」を使う事で次に何をすればいいか迷うこと無く設定を進めていけるのはとても良かったです!あとは、完全日本語対応なのは安心ですね。

はじめてEWCをご利用される方はこの設定フローの機能をご利用頂ければ、簡単に設定できると思うので、是非ご活用ください。

また、この設定フローでは今回はWLAN作成のみだった為、フローの途中で設定を終了しましたが、その他にもアクセスポイント毎にSSIDを出力させる設定や個別のRF設定などにも対応しておりますので、そちらの内容についても今後検証しご紹介させて頂きたいと思います。

今回は以上となります。
お付き合いいただきありがとうございました。
引き続き宜しくお願い致します!

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