EHB-SX2B08F

クラウドリモート管理で
運用負担を軽減しつつ
高速かつ安定した
ネットワーク環境を実現

EHB-SX2B08F
エレコム

Web会議やクラウドサービスの利用が一般化し、ネットワークの途絶は業務に直結する重大なリスクとなっている。さらに、データの大容量化やAI活用の進展により、ネットワークにはこれまで以上の帯域と安定した品質が求められている。こうしたニーズに応えるのが、エレコムの8ポート レイヤー2 スマートスイッチ「EHB-SX2B08F」だ。

全ダウンリンクポートが10Gbpsに対応

「EHB-SX2B08F」は、8ポート全てのダウンリンクポートが10Gbpsに対応している。Cat6A以上のLANケーブルと組み合わせて使用することで、10Gの通信が可能だ。さらに、アップリンク用にSFP+モジュール対応スロットを2基搭載している。
別売の同社製SFP+モジュール「EHB-EX-SPPTSR」「EHB-EX-SPPTLR」を組み合わせることで、10Gネットワークとの接続が可能だ。加えて、Wi-Fi 7対応のアクセスポイントと連携することで、ネットワーク全体で高速かつ大容量の通信環境を実現できる。企業や教育機関、自治体における高速ネットワークの構築に最適だ。

安定した通信を支える多彩な機能を搭載している点もEHBSX2B08Fの特長だ。アプリケーションごとの通信品質を確保する「QoS」機能を活用することで、IP電話やWeb会議など遅延が問題となりやすいリアルタイムアプリケーションの品質を確保し、業務の円滑化に貢献する。また、ネットワークループの自動感知とループが発生しているポートの自動閉鎖を行う「ループ防止」機能を備え、通信障害を未然に防ぐ。さらに、複数の回線を束ねて仮想的に一本の回線として運用する「ポートトランキング」を採用することで、通信速度と耐障害性を向上させている。ケーブル障害時にも通信断を防ぐ設計となっているのだ。

VLAN機能によるネットワーク分離

社内環境に応じて柔軟に通信環境を構築

EHB-SX2B08Fは、高度なセキュリティ機能も多数搭載している。ポート単位で、ネットワークアクセス制御のための認証規格
「IEEE 802.1X認証」に対応し、ユーザーやデバイスのアクセス制御を強化している。RADIUSサーバーとの連携により、不正接続を未然に防ぎ、ネットワーク全体のセキュリティレベルを高められる。加えて、複数のネットワークを構築できるVLAN機能を搭載。部門・フロアごとのネットワーク分離や、マンション・ホテルなどでの端末間通信防止を実現できる。社内環境に応じた柔軟かつセキュアなネットワーク環境を構築可能だ。

運用のコストを抑える設計も大きな特長である。EHB-SX2B08Fは、Webブラウザー上でシステム情報の確認や設定の変更を行える。専用アプリケーションのインストールは不要だ。UIは日本語表示かつ直感的で分かりやすい画面構成となっており、ネットワーク管理に不慣れな担当者でも容易に操作できる。さらに、同社が無償提供するリモート管理サービス「アドミリンク」に対応している。アドミリンクでは、遠隔地からの機器の監視やメンテナンス用の簡易操作が可能だ。現地対応の手間を抑え、機器の保守・管理プロセスを最適化することで、機器管理者の負担を軽減する。

EHB-SX2B08Fは、設置環境を選ばない柔軟性を備えている。放熱性に優れたメタルケースを採用し、動作時環境温度50度を実現することで、倉庫や工場など高温になりやすい環境でも利用できる。さらに、静音ファンと最適な排熱設計により、長寿命と静音性を両立。オフィスや会議室でも動作音が気にならないのだ。また、設置方法においても高い自由度を誇る。別売の同社製ハブ用オプションマグネット「EHB-EX-MG4」を利用すれば金属面への取り付けができ、製品背面のネジ穴を活用することで収納ボックス内への壁掛け設置にも対応する。また、付属パーツを用いれば、19インチラックマウント(EIA規格)への組み込みも容易に行える。

安全かつ安定した通信に加え、運用管理の効率化も実現するEHB-SX2B08Fは、法人ネットワークに求められる要件を確実に満たす製品だ。